綿花の育て方をわかりやすくまとめてみました^^
地植えでもプランターでも栽培可能で、意外と簡単に育てられるので、綿花栽培のポイントを確認して、お家でコットンを育ててみませんか?
目次
育てる上で知っておきたい、綿花の特徴
綿花は、暑さと乾燥に強く、低温と多湿には弱い植物です。
種まきの準備、植える場所や土づくり
1. 植える場所選び
綿花は、地植えでも、鉢植え(プランター等)でも栽培可能です。ただしおおよそ20~30cm間隔で植える必要があるのでできる限り、広めのところを選びましょう。
また品種の異なる綿花同士でも交配しやすいものです。混ざらないようにするには、別の畑に植えるなどしっかりと距離を設けましょう。
(例えば、同じ庭で、白い綿花と茶綿を植えると混ざって薄い色の綿花ができたりするそうです)
地植えの場合は、日当たりと風通しがよく、排水が良好である場所を選びます。
鉢植えの場合は、根が深く伸びるので、菊鉢のような底の深い鉢で、8~10号以上のものを使うと良いでしょう。プランターなら、60cmで2~3株が適当のサイズです。
2. 土づくり
綿花は、水はけのよい弱アルカリ性の土を好みます。
そのた土は粘土質よりも砂質壌土がおすすめです。特に、水はけの悪いところでは、川砂や軽石を混ぜて土壌改良します。
酸性土壌を嫌うため、種蒔きの2週間ほど前に石灰をまいて中和しておくことも良いでしょう。
新しく土を入手する場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂(またはパーライトや軽石)1の割合で混ぜた土に、大さじ1杯(10~20g)の苦土石灰を加えたものが最適です。
地植えの場合は、2週間前に耕した土へ苦土石灰を混ぜて寝かせ、1週間前に腐葉土や堆肥を混ぜて寝かせてから畝を作ると良いです。
まずは手軽に植えてみる場合には、市販の草花用培養土を用いても良いです。
種まき時期と、発芽・間引きまで
発芽適温は20~30度なので、5月初旬~中旬にかけて種まきをしていきます。
前日から一晩水に浸してから撒くと発芽しやすくなります。タネの周りに綿毛がついて、水を弾きやすいため、少し水の中に沈めてあげてくださいね。
植える際は、土は薄く、種が隠れる程度にかけます。丁寧に深く植えすぎると逆に発芽しにくくなってしまうので、土の上に種を置きその上から土を薄くかけるような感覚で植えてみてくださいね。
また移植を嫌うため、鉢植えの場合は直播きに、地植えの場合は双葉が生えたタイミングで早めに育苗ポットから移しましょう。
発芽するまでは土が乾かないように水やりをしましょう。ただし若苗時期は加湿に弱いので、水を与え過ぎないように注意します(鉢植え・地植えともに、表土が乾いたら水やります)
10日ほどで発芽し、双葉が生えたタイミングで株同士が触れ合わないよう間引きます。本葉が4~5枚になったタイミングで最終的な株の数を調節していきます。
苗の地植え時期と、やり方
適期は、本葉が4~5枚になった6月初旬頃です。
育苗ポットで育てた苗の地植えは、あらかじめ土づくりしたところで高さ10~15cmの畝を作り、株間30~50cmほどあけて植え付けていきます。
開花までのケア
1. 肥料の与え方
基本的には、追加の肥料は必要ありません。
もしあげる場合には株の様子を見ながら、開花する7月までに追肥として、三要素等量の緩効性肥料を与えるといいでしょう。ただし、与え過ぎると花付きが悪くなってしまうので注意してください。
2. 支柱立て
成長がゆっくりですが、最終的には草丈1m前後まで生長することが多いです。草丈が20cmほどになってきたタイミングで、株のそばに1.2mほどの支柱を立て、伸びてきた茎と麻ひもなどでゆるやかに8の字で結ぶと安心です。
特に台風の到来前には、枝が折れないように支柱で補強してあげましょう。
3. 摘心
綿花は放っておくと上にばかり伸びてしまうので、本葉が6枚程度になったころ、または7月中〜下旬を目安に頂点を摘み取る摘心をします。そうすると、枝が横にはるようになり、花数が増えます。
開花
7月ごろに黄色く大きな花が咲きます。
開花期は乾燥に弱く、水を欲しがるので、朝夕たっぷりと水やりしましょう。特に鉢植えでは水切れさせないように気をつけてくださいね。
収穫の時期と、摘み取り方法
コットンボールができるのは、花が咲き終わった9~11月頃。
開花から40~50日後に、コットンボールがはじけたら収穫時期の目安です。
雨に濡れると固くなり、形が崩れてしまったり、カビが生えたりしますので、コットンボールは開いた時点ですぐに摘みとることがおすすめです。
ただし弾けた直後のコットンボールは、水分を沢山含んでいるので、すぐに密閉した袋に入れるとカビが生えてしまいます。よく乾燥させるようにしてくださいね。
病気や害虫の対処
病気:苗立枯病
育苗中に過湿にすると、苗立枯病が発生しやすくなります。用土が乾いたら水をやると良いでしょう。
害虫:ハマキムシ(ワタノメイガ)
ハマキムシはハマキガ類の幼虫のことで、葉を巻いたり、つづり合わせたりして、その中に潜んでいます。
ハマキムシがついた時は、巻いた葉の上から押しつぶしたり、葉を開いて幼虫を捕殺することもできますが、生き物なのでできればそのまま葉っぱは切り取って別のところに移動してやり、土に薄めた木酢液をかけることがおすすめです。
害虫:ハダニ
ハダニは葉裏につき、発生すると葉に白い斑点がついてかすり状になるものです。多発すると、クモの巣状の網を張り、株が茶色くなって弱ってしまいます。
発生を見たら適用のある殺ダニ剤を散布して駆除することもできますが、ハダニは湿気が苦手なので、梅雨明け後の高温乾燥時期には葉裏に水をかけることも有効です。
害虫:ナメクジ
また幼苗期にナメクジの食害を受けやすいので注意します。ナメクジ駆除剤をまくことも有効ですが、見つけたら避けるか、木酢液を使い綿花そのものを強くしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?お家で綿花を育てられるなんて、愛着が湧きますね^^
もし疑問点がありましたら、お問い合わせより質問してくださいね。できる限りお答えしたいと思っています。
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