体臭でお悩みの方へ

 

※以下の内容は、参考程度にご覧いただき、専門的なものは各医療機関などにご相談ください。また体臭ケアは諸説あります。本ページは多角的な意見を元に作成するよう努めておりますが、必ず正しいとお約束できる内容ではないことご了承ください。

 

においの主な原因

・皮脂の酸化
・衣類や寝具に残ったニオイ
・ワキガなどのような遺伝的な原因(こちらは本ページ最後の「対策4. その他」で触れています)

 

対策1. 身体の洗い方

1. 洗いすぎを避ける
(洗いすぎによる乾燥から、皮脂成分が過剰に出てしまう可能性があります。特に皮脂分泌が少ないところは、洗いすぎに気をつけてください)

2. 皮脂が溜まりやすいところは、優しくよく洗う
 ※皮脂が溜まりやすいところは、頭皮、背中など。その他、年齢や体質、生活環境によって、ワキで発生する「ワキ臭」、後頭部~首の後ろで発生する「ミドル脂臭」、体幹部・背中で発生する「加齢臭」、足で発生する「足臭」などがあります。


3. 身体やシャンプー、洗濯等に重曹(食用の重曹がオススメ)を入れる

・浴槽には大さじ一杯の重曹を(お掃除も楽になります)
・頭を洗うときは、シャンプーにひとつまみの重曹を
・体を洗うときは小さじ一杯の重曹を(浴槽に重曹を入れた場合、こちらは不要)
・洗濯物に重曹を混ぜる方法もあります

注意
・衣類はドライマークがついているものは、色落ちの原因になるのでやめましょう
・肌にあうかどうかは、使用前にパッチテストをお勧めします

 

対策2. 衣類の洗い方 

洗濯前
・溜めておかない
・洗濯槽に入れて保存しない

洗濯時
・衣類に洗剤を残さない(栄養源にもなります)
・においの原因によっては、洗濯物を裏返す(ワキや背中など、衣類の内側がにおいやすい場合は、裏返して洗います。逆に、外側がにおいの原因になっているときは、裏返さずに洗います)

洗濯後
・すぐに干す(乾燥機の利用も有効)
・生乾きにしない

ポイントは「カビ・バクテリアの増殖をいかに抑制するかを考える」ことです!

(においの存在しないはずの空間で、新たににおいの発生を感じた場合、その原因はほぼ細菌、カビの作用と考えてよい。細菌類の生息・増殖条件は、①栄養分、②水分(湿度)、③温度の3条件で、カビ類の場合はこれらの条件に④酸素が加わります)

 

対策3. 食事のこと

・特に脂質の過剰摂取は避ける(皮脂表面の皮脂腺からの分泌量を増加させ、人体から発生するにおいの元になるため)

 

対策4. その他

・上記のような、「においの元を消す」方法と合わせて、「香りづけをすることで、不快なにおいを緩和」する方法も。つけすぎには注意しつつ、ルームスプレーや香水などをうまく使うことも良いです。

・またワキガなどは、遺伝で決まります。これは、遺伝的にアポクリン腺という汗腺の量が多い場合に、においの元となる物質の分泌が多く、人よりもにおいやすい環境にあります。海外に比べて、日本人はワキガの人は少なめですが、約10%の割合で発生します(男女比に差はないとされています)。根本的な対策には、アポクリン腺を取ってしまうという手術が一般的なので、気になる場合は専門の医療機関で相談できます(治療によっては、保険適用になるものもあります)

 

 

*こちらのページは、主に下記の書籍を参考にしました
においと臭気対策の基礎知識 光田 恵(著)
気になる 体臭 抜け毛の裏技 重曹洗浄術 sennninnkame (著) 

*その他、引用させていただいた記事
においの基礎知識 男性体臭のメカニズムと対処方法

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